管理栄養士さん、栄養士さん、調理師さん、緊急募集

「人口減少」、「働き手不足」、その影響はまだ数年先だと思っていました。しかし、最近それを実感することがあまりにも多く、数ヵ月先がどうなるか心配でたまりません。

コロナ禍のリモートワークで、地方に住むことがブームになったかのように思っていましたが、昨今の東京の再開発ブーム（渋谷や麻布台）をみると、若い人はどんどん都会に吸い寄せられていくに違いありません。都会への人口移動がさらに地方を弱体化し、働き手がいなくなります。

病院は、医療職だけで動いているわけではありません。今回ご支援をお願いした調理師さんや調理補助者さんだけではなく、人手不足の影響は医療を支える様々な部署に現れています。こういう事態になって初めて、目に見えないところで貢献してくれている人たちの存在の「ありがたさ」に気付きました。入院患者さんへの食事に妥協が生じれば、わたしたちが望む医療は提供できません。　　

今回、わたしたちは自分の非力を認め、地域に対して「助けて」という声を上げられたことは勇気ある「チャレンジ」であると考えています。これからも、地域という共同体の一員として常に感謝の気持ちを持ち市民の「命」と「生活」に向き合いたいと思っております。

わたしたちの今回の差し迫った危機に際し、ご協力ご支援をお待ちしております。

令和6年2月　院長　松本　有司